本日、仙台市内都市部に賃貸住宅新築工事の地鎮祭に設計者として出席しました。
抜群の立地がゆえどのような建物でも入居率には困らないとは思いますが、
敷地の立地は良いものの敷地条件がよいかというとそういうわけではありません。
接道が短いことと南側が都市部ゆえに高層ビルによって遮られていること、大手スーパー(COOP)に晒されていること。
敷地条件は、複雑で環境の良い建築を建てることを考えると非常に難しい敷地となります。
当然、競合はハウスメーカーとなりますが、当然建て方は北側配置の長方形となり、南側空地をとっても採光が取れないくらい賃貸住宅となり、採光の取れない南側ではなく他の方向に開こうにもスーパーに晒されてします。
非常に設計者として、設計事務所としては腕の見せ所となります。
日影の検討をした結果、日中、敷地中央に南北に唯一採光が差し込むことから、その明かりを限定的な数住戸へ取り入れるのではなく、敢えて庭とし明るく華やかな場所とすることで
その明るい中庭に向かって住戸が向かい合っている中庭中心として集合住宅の提案をしました。
お施主様には、その思いをご理解いただくことがきまして、本日工事着工することができました。
この設計への理解してくださるお施主様には、非常に感謝しております。