LM若林 理事会

先日、当事務所の建築家である千葉が幼い頃から住んでいた、所謂、実家であり、現在1階のテナントを当事務所が借りているマンションの理事会に参加しました。

マンション

なぜ、所有者でもない賃貸でテナントを借りている当事務所がマンションの理事会に出席することに至ったかと言うと、、

ライオンズマンション若林は、これから大きな改修工事である専門用語にすると大規模改修工事を控えております。
築30年を超えたマンションは高齢化が進み役員に名を連ねる方々は皆、高齢の方ばかり、少数の若い方が居ても組合には我関せずのスタンスです。

1階テナント

昔は、まだ若く様々な方面で活躍している現役の社会人の理事達が、各々の得意分野を生かして組合としての意思決定をしてきました。

だが今は、現役を退き年金でのんびり暮らしている方々が理事をしなければならない現状です。

ライオンズマンションは、大京グループの手厚い保護があり管理に関しては安心して任せられる素晴らしいマンションです。
一方で工事については、競争がないため工事価格として適正であるかを確認する術がない事も事実です。

そこで、大規模改修を行うに当たり、見積金額が適正であるかどうか、各種工事が必要かどうかなど、専門的な知見からアドバイスするのが当事務所の役目です。
専門的知識を持った人間が入ることで組合の意思決定のお手伝いをして欲しいとの話です。

ちょうど1階に一級建築士事務所があるじゃないか!という流れです。

コンサルタントのような厳格な契約ではなく、アドバイザーという立ち位置で組合の皆さんと共に考え、ある知識を皆さんと共有する事で組合が納得の上で意思決定が出来れば良いと思ってお話を受けました!!

身近にあるこの機会を建築設計事務所として知らん顔するのは違うだろうという思いもありました。

屋上からの眺め

これまでのお付き合いのある業者様にご協力をいただきながら、
いくつかの工事を適正金額でまとめることができそうです。

少しでも工事金額が適正な金額になったことで当事務所が入った意味が少しでもあったのでないでしょうか。

居住用マンションのお持ちの方は、ぜひ組合に参加して共用部分も自分の持ち物であるという当事者意識を持っていただきたいと思います。

特に若い方には、ぜひ考えていただきたい。

2021.01.15 TZT 社周り外構

本計画の要部分の一つ

パブリックゾーンであるお社周りの外構が完了したので確認してきました。

東側道路より遠景構え
東側道路より遠景構え
東南側道路より遠景
東南側道路より遠景

この母屋の構えに対して今回の塀は遠景から正対した印象は軽いように感じます

それは、周囲の人を拒絶せず受け入れる

敷地に対する塀は、パブリックとプライバシーを明確に線引きする人工物です

それは、防犯の意味や所有物の対外的意志発信

今回の塀は、奇妙なエリアを計画しています。

自己の所有であるものを社会に開放する場所です。

東側よりお社周り
東側よりお社周り

このお社周囲の土地は、弥生時代からの農耕の記録がある歴史ある土地です。

そんな場所にあるお社は豊作や土地の守り神としてご先祖様が祈願して建てたものでしょう。

北側よりお社周り
北側よりお社周り

建築家としての職能を考えること、社会性についてはすべての建築について考えます。その答えが一つであるとは思っていないし時代や経験値によっても変化していくことかもしれません。

現時点の当事務所の考えとしてお施主様へ提案させていただきました。

なかなか提案しても受け入れてくださるお施主様はきっと少ないことと思います。

自分の土地を他人に使わせるのですから、、、

この場所における

植栽による木陰

それを受けるベンチ

その前面にある程よい広場

季節によらず小休憩できる場所になっていくことでしょう

このスペースが取れるかどうかによって

周辺地域の人々のこの場所の位置づけや馴染みは、大きく変わってくることと思います。

数カ月後なのか数年後なのかわかりませんが

この地に住む人々みんなに親しんでほしい

南側よりお社周り
南側よりお社周り

そんな場所になってくれると良い

家の近くにこんな場所があったら日本人は祈らずにはいられないでしょう

時間の経過と共にこの場所が地域の人の馴染みある場所になることを願います。

2021.01.09 TZT 表札

年内に施工を完了していたステンレス切り文字表札の確認をしてきました。

塀の一部に一体的に表札があります。

表札
パネルの一枚が表札

私自身もさり気な過ぎて施工完了していることが分からなかったくらい

仕上はステンレスヘアライン

表札近づく

フォントは金文体を基本にしたオリジナル

切り文字厚み2mm

そもそも表札は、

こちらどなたのお家かな?

名前を確認できるものは無いかな?

表札あればわかるのにな

という一連の流れがあるため探す前提のものである

さり気なく控えめで良い

従来のような主張し過ぎた表札である必要はないでしょう

個人情報のうるさい現代

このくらいがちょうどいい

保水セラミックが冬だよと伝えてくれます

霜が太陽の光を浴びているところを撮影

霜が降りた保水セラミック

ベンチには先客が

ベンチには先に雪が場所取り

2021.01.08 TZT 植栽見学

本日は、TZT外構の植栽選び、お社の横に植えるご神木となり得るような木を選びます。

実際にものを見に植新緑化(株)へ(うえしんりょっか)

植新緑化(株)
植新緑化(株)

お施主様と樹種は打合せ済みで今回は「ソヨゴ」を探しに

長靴を履いてこいとのことなので

そよそよと風にそよぐことから「ソヨゴ」常緑樹で艶のあるその葉と木は地域によっては玉串にも利用される木でご神木となりえるだろうということ

大きさと予算を検討しながら数点を選択

今回の造園屋さん利光組の竹田さんよりレクチャーを受けながら

竹田さんよりレクチャー

とても楽しく勉強になりました。

株立ちには一本立ちと寄せ株があり一本立ちの方が基本的には良いが、株立ちでも離れている方が良いとされているという矛盾

なぜ一本立ちが良いかというと寄せ株の場合幹ごとに別物故育ち方が違ったりなど一様でなくなる可能性があるなど理由がいくつかあるようです。

今回は、3本程度予算に応じて選びました。

植えたいのはこれです。造園屋さんもこれはお買い得との一品!!

植えたいのはこれです。

ご神木として立派に、そしてなりより本計画の主軸、木陰を生むこと

この木なら希望が叶いそうな気がします。大きさも樹形も上部の方に広がっている形もGOODです。

これをお施主様におすすめしてみたいと思います。

余談ですが、こちらの会社はエクステリアもそうですが、芸術家のような小屋を多数制作していました。こちらも興味をそそられるものが沢山ありました。

個人の方でも販売するようですのでご興味なる方は行ってみてはいかがでしょうか。

寒かったけど楽しかった!!ありがとうございました!

2021.01.05 DIYに挑戦しました

<年末大工 DIY トイレの床制作>

もともと和式トイレだった事務所トイレ

コスト抑えてカバー型で解体せずに洋式へ変更

その時に問題になるのが座面の高さ 

床面を上げなくては、使用時に足が着かなくなって使いにくい

既存トイレ床 踏み台なし

そこで製品メーカー同封の踏み台がこれ!

意匠性はいまいちで土足の事務所においてはとにかく汚れが気になる

既存トイレ床 踏み台あり

ということで

年末年始の休みを利用して事務所内で大工の真似事

トイレ床面DIYによるリフォームに挑戦

一日かけて制作しました。

余った何かの端材(ラワンランバー t18)で床をつくり

仕上げ材をメーカーからのサンプル

Pタイルと塩ビシートのパッチワークで仕上げました

見切り材にネシアチークのフローリング材 t15

洗面所越しのトイレ
床 完成

少々ガタ付きはありますが、まぁ前よりはずっと良いかと思います。

事務所にお越しの際にお確かめください(笑)

2021年1月5日 | カテゴリー : トコツク | 投稿者 : tokotuku

2021.01.04 あけましておめでとうございます


<新年のご挨拶>

2021年 令和3年 あけましておめでとうございます

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事務所外観

緊急事態宣言が一都三県に出されるとのことで、地方都市に住まうことのありがたさを再確認しています。

宮城県についても今後の感染拡大を念頭に置いた当事務所、個人として

今できる準備はしておきたいと思います。

今年は、全世界にワクチンが行き届きコロナバブルが始まるまでの期間

耐え忍ぶことになりそうです。

景気が上向いたときに遅れずむしろフライング気味にスタートできるように準備を整えておきたいと思います。

門松 利光組
門松 制作:利光組