仙台市内の施設内にあるレストランの内装計画を行っています。
オープンデスクの学生さんに模型を作成してもらいました。
内観メインであるため30分の1の模型となります。
ファサード面にアイキャッチとなる見せ方も模型で表現できるように作成してもらいました。
昭和の1987年竣工の建築であることからバブル期であることや脱構築主義の背景もあって内部の装飾は豪華である一方時代的でもあります。
施設用ととしては、この内装はこのままの方が良いとも思っています。
さて、この施設にあるべきレストランとは、、
まず、コスト面です。あまり潤沢な資金があるわけではありません。
しかし、既存内装に似合った、施設用途に似合った
内装空間であるべき
賑わいを見せた活発な空間というより
華やかで気品ある静かな落ち着いた空間なのだろう
クライアントの要望としては、
1,生け花のような生きた植物
2,ゆったりできるソファー席
3,絵や創作物を展示できるスペース
大きくはこの3点
席数も団体貸し切りも想定し席数の要望もあります。
既存の目につく天井の造形に対する構えはどうあるべきか
関連性を排除し無視した平面計画ではなく
関連性を持ち込んだ、敢えて既存に大きく計画を左右された構え、
既存建築へのリスペクトと過去の時代的な意匠にたいして現代の意匠、流行にどう載せられるか、それはつまり時代に左右されない普遍的な意匠であるべきなのでしょう
その答えになっているかはわかりませんが、
本計画の提案は、様々な事情を加味した結果
既存内装には手を加えず、
解体撤去や作り変えはせず、
加えること。引き算はなし。で内装を作ることです。
それは、家具であったり。オブジェであったり。植栽であったり。展示物であったり。
後から加えられる 「置くもの」 です
一発目なので今後スタディを重ね変化していくものと思います。
思考の途中ですが、当事務所の設計プロセスを少し発信させていただきました