• Works-archtecture

keyaki no Mori Cafe & Arts

所在地:宮城県仙台市青葉区旭ケ丘3丁目27−5
    日立システムズホール仙台1F
    (旧仙台青年文化センター)
主要用途:飲食店 就労継続支援B型事業所
設  計:トコツク建築設計事務所
施  工:共栄ハウジング(株)
敷地面積: ー  ㎡
建築面積: ー   ㎡
延床面積: 438  ㎡
階  数:1階
構  造:鉄骨鉄筋コンクリート造
工  程:設計 2021.04~2021.08
     工事 2021.09~2021.10
写真撮影:小関克郎 株式会社大武写真館

Concept

 「浮遊する緑~空間分解と視線合成~」

 80年代バブル期の公共コンサートホール施設となる日立システムズホール(旧仙台青年文化センター)は、建築当初から地域の人に愛され使用されてきました。その施設内にあるレストランが当該建築となります。行政の持ち物であるレストランを賃貸契約し民間の事業者が運営する仕組みとなっています。今回施設の大規模改修にともないレストラン運営事業者の切り替わりに伴いレストラン内装も一新することとなりました。

建築物の内装は、時代的な造形装飾が多くあります。レストランについてもその意匠が強く感じられました。
吹き抜け面に対する円状の開口部、壁面の腰壁との切り替え、天井の円弧状の照明ボックス、これらの建築状の特徴を殺さずに活かして新しいレストランカフェを計画しました。

本計画で特徴となるのは、

「浮遊する緑」による「空間の分解と視線の合成」です。

既存天井の円弧上の造形照明ボックスの意匠を踏襲し、その直下に頭上に浮かぶ植栽帯を配置、その下部には機能的なテーブルを設えました。

「浮遊する緑」は、広い店内の空間を緩く分解しその空間(エリア)に役割を与え居場所を与えています。
エリアは、物販エリア・小上がり席・ギャラリー席・ソファ席に分解しています。

また、「浮遊する緑」は、店内空間において緑視率を上げお客様の視線を合成(集め)リラックス出来る空間を提供することにも一役を担っています。

さらに、「浮遊する緑」下部のテーブルは、什器としてフレキシブルな使用を想定し、通常時は、料理提供カウンターとして貸切の際にはバイキング・立食用の大型テーブルとしても機能します。

この施設は、社会的意義のある取り組みとしして障害者就労支援に対する社会的仕組み造りも重要な部分です。

「就労継続支援B型事業所+飲食店」であるということです。

障害者の就労継続支援事業はもちろんですが、それだけではなく、障害者等関連施設で製作された製品を

・店内の物販エリアにて多くのスペースを確保して販売すること
・店内のメニューに取り入れること
・アート作品を店内に展示し購入できる仕組みを組み込むこと

このような、障害者が社会で当該製品をマネタイズできるシステムを飲食店へ持ち込んだことも非常に価値のある建築となりました。

このように、建築を使用することで可能となる社会的意義のあるプロジェクトの一役を担えたことに対してクライアント様には、大変感謝しております。。

 

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既存建築物の内装と外構の様子

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