ISS - House

所在地　：宮城県石巻市
主要用途：住宅
家族構成：夫婦＋子供２人
施　　工：共栄ハウジング 株式会社
敷地面積：234.05 ㎡
建築面積：124.21 ㎡
延床面積：137.16 ㎡
構　　造：木造
階　　数：平屋建て
写真撮影：小関克郎 株式会社大武写真館

＊前職時での担当

Concept

「中庭中心の家」

東日本大震災にて被災したご家族の新しい生活の拠点となる住宅を設計しました。
津波で家が根こそぎなくなる記憶を残し次の住宅へのは、防災への意識も自然と高まります。高台で津波の心配のない土地ではありますが、近年の台風や集中豪雨による自然災害の洪水を考慮し基礎スラブを高くして１階床レベルを通常より高く設定しました。
細い道の突き当りにほぼ平屋の建築ではあるが基礎高さがあるため大きく感じます。
中央に据えた中庭を中心に向かい合うように居室が面しています。程よい距離感で目を合わせる家族の距離がより密接に近づく住宅です。
外観は平屋のボリュームの上に２階部分が控えめにセットバックして乗っかっている外観です。セットバック部分がトップライトになり２階が暗く隙間から明るい光が差し込んできます。