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富沢西EBデンタルクリニック

所在地 :宮城県仙台市太白区富沢鍛冶屋敷前
     42-1(39-1B-1L)
主要用途:医療施設 診療所 歯科医院
設  計:トコツク建築設計事務所
施  工:(株)プライム下舘工務店
敷地面積: 873 ㎡
建築面積: 171 ㎡
延床面積: 191 ㎡( 1階:170 ㎡ 2階:21 ㎡ )
階  数:2階建て
構  造:在来木造
工  程:設計 2018.11~2019.03
     工事 2019.04~2019.10
写真撮影:小関克郎 株式会社大武写真館

Concept

「重なり合い拡張する歯科医院」
・農家住宅を踏襲する外観
・建て主の思いを建築に込める

 これまで一面畑だった郊外の土地がみるみるうちに区画整理され、ハウスメーカーで建てられた真新しい住宅が立ち並ぶ。幹線道路沿いには需要を見込み大型モールをはじめ大型箱もの商業施設が次々に建設あるいは建設中のまさに再開発中である。そんな幹線道路沿いに違いをみせる医院としてこの建物は計画された。

・農家住宅を踏襲する外観

 元々、農地であったこの地には地主である昔から農業に従事していた方々の代々の住宅がある。それは、よく農村で見る瓦屋根の住宅に倉庫や車庫、分家住宅を増築して拡張増殖していくような農家住宅である。畑の中に点在するその農家住宅が郊外農村地域のかつての景観のひとつであった。再開発が進み箱型や西洋風住宅が立ち並び地域の景色は一新した。今では、そんな新築の建物の中に点在することとなった農家住宅が今後年数を経てさらに数を減らしていくことだろう。そんな農家住宅の外観を踏襲しつつも開発が今後も進む街に馴染むモダンな外観を当建築で表現した。

・建て主の思いを建築に込める

 建て主である医院の院長には、明確で具体的な未来へのビジョンがあった。お客様へサービスの充実と医院の経営に対する自身の思いである。ソフト面においては、お客様の要望を拾いつつさらに積み上げ、向上してくことであろう。ハード面において院長の今後のビジョンを表現できるような建築を考えた。
 ユニットの増設、診察室の増築、待合室であるカフェスペースの独立や厨房の増築と業務分離を念頭においた計画である。増築し拡張をする歯科医院を用途室ごとに屋根を重なり合わせることで増殖性、拡張性を建築で表現した。増築後も違和感なくその形態を維持ことができる。

これまでのブログ


幹線道路交差点より街を照らす照明のようなシンボリックな建築

交差点よりみる西日を受けて建築の輪郭が強く表れる


前面道路より左に個室診察室、中央に待合室、右に出入口、右奥にカフェ

駐車場側より診察室をみる オレンジの診察ユニットが映える

天井を低くした潜るような感覚の出入口、左に階段、右にスロープを設けた

スロープと左側に手摺 足元に植栽や面のとれた川砕石を置いた

風除室 左は落ち着いた待合室、右に明るいカフェスペース、印象の違うスペース

カフェスペース、右の風除室より高天井の明るい空間、木材を多用に柔らかい印象

雑誌、漫画も充実し歯医者であることを忘れる、季節によって飾りつけも

待合室程よい天井高さで閉塞感もなく暗めの仕上を選び診察前に気持ちを落ち着ける

左にキッズスペース、中央に一人用ソファ、右にマッサージスペース

TVモニターがありTVをみたりマッサージしたり通路奥に明るい診察室がみえる

落ち着いた待合室から明るい診察室に向かうことでお客さんの緊張を和らげる

診察室に向かう通路脇にトイレ十分な広さで診察前の歯磨きも

清潔感のある白をベースとした内装に開放的な明るい診察室

白い内装にオレンジのユニットの納まりが良くユニットの感覚は通常よりかなり広い

モニターを設置するたなもオリジナル造作家具

診察室に面してX線室

同じく診察室に面して消毒室、奥の引戸は個室につながる従業員動線

個室診察室を設けている待合室より一般お客さんの個室への動線

個室、大人はもちろんお子様が使用することも、状況によって使用される

振り返って個室をみる通路を介して待合室がみえる

スタッフ用の出入口

スタッフ用玄関 下足棚

2階の医局窓の奥には小さなデッキがあり、休憩や更衣室も兼用

夜景 透明感のある外観が昼は光をもらい夜には光を街にもたらす

駐車場より外観

夕方のカフェスペース クリスマスの装い

待合室すべての室が見通せる

夜の診察室内装の白と照明色も昼白色とし清潔感や明るさを強くイメージさせる

個室の夜景、夜にも街を照らし周囲にこの施設に周知させる

隣地畑越しに駐車場を介して診察室をみる内部ユニットのオレンジが映える