2021.02.02 TZT 植栽工事

先日、引き渡しを終えた住宅の植栽工事を同日行いました。

この地域にあるお社は、こちらの他にもう一カ所あります。

もう一カ所のお社

この地域には弥生時代から農作されていた記録や文化財が発見されています。

そのため農作物の豊作や土地を守るための祈願のために設置したお社が2か所確認できます。

かねてから地域を潤し守ってきたこのお社は、個人の所有に留めてはおけない

近隣に住む方々のお祈りや親しめる記憶に残る場所になってほしいスペースとして地域に開放された場所となっています。

そんな居場所にベンチを置いて小休憩、
冬には陽が当たる場所
夏場は暑いだろうと日陰をつくる枝張りのいい木を植えたい、
夏場涼しくなるような塀や舗装を整備してあげよう

この思いが今回の計画にすべてもれなく惜しげもなく盛りだくさんに入っています。

遠景奥の母屋との相性抜群
植栽工事中

そんな木の植栽工事、造園屋さんである利光組の竹田さんに相談、
どんなものが良いのかお社の隣に合って遜色ないものメンテナンス性も考慮にいれて「ソヨゴ」に決まりました。
決め手は、道路側歩道に近く住宅地であることもあり、落葉に配慮してメンテナンス性が大きい要因となりました。常緑で成長も遅い。
この樹種は、常緑であることから枯れ落ちることのない艶のある深い緑色の葉に神が宿るとして地域によってはサカキではなくソヨゴを玉串に利用する地域もあるようです。そんなことも踏まえてこの樹種になったのは必然だったのかもしれません。

ベンチに木陰を生む

このソヨゴも竹田さんと物を実際に確認しに行きました。
この立派な木が破格の値段!!これは買い!であることをお施主様にも伝えて植樹へいたりました。
値段は別にしても私は知識はありませんが、初見からとてもバランスが良く惹かれるものがありました。

もっともりもりに成長してほしい 右 竹田さん
2021年2月2日 | カテゴリー : トコツク | 投稿者 : tokotuku